就業規則と賃金規程の作り方講座(書く・直す・届け出る・周知する)
ゴール:就業規則と賃金規程を、厚生労働省のモデル就業規則と条文を手本に自分で書き・直し、届出と周知まで自分で進められる。仕上げの確認は社労士に頼む前提で、何を頼むかを自分で言える
捨てること:大企業向けの規程(裁量労働制・フレックスタイム制の細部・海外勤務)・退職金規程の設計の細部・労働組合との労働協約・条文の暗記
卒業課題:自社の正社員用の就業規則を読み、直す条文を5つ選んで新旧対照表に書き直す。試用期間(契約社員3か月)の扱いと人ごとの契約の違いを一覧にして理由を書く。賃金規程の案を条文の形にし、従業員代表の意見書・労基署への届出・全員への周知の段取り表を1枚作る
上から順に読みます。★はよく使う度(★★★=毎日使う)。▶が次に読む単元です。
はじめに
区分1 規則の地図目標:就業規則がどう効くか、手本をどう使うかを言えるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 規則を読む・作る・直す前の土台
- 難しさ
- やさしい
- 特徴
- 就業規則は契約の中身になる/賃金規程やパート用の規則も就業規則の一部/厚労省のモデル就業規則が手本になる
- 攻め方
- 自社の規則とモデル就業規則を並べて開く/章立てだけ先に見比べる/必ず書く事に印を付ける
- 目標
- 就業規則の効き方と、モデル就業規則の使い方を説明できる
区分2 契約の形を選ぶ目標:試用期間の置き方と、人ごとの契約の違いを、法律の線の内側で決められるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 採用の時・契約を結ぶ時・人によって条件を変えたい時
- 難しさ
- ふつう。判例の考え方を1つ知れば迷わない
- 特徴
- 試用のための有期契約は、ただの試用期間と扱われることがある/人ごとに条件を変えてよいが、就業規則より下げられない/正社員とパートの差には説明できる理由が要る
- 攻め方
- 自社の契約社員3か月の書き方を通知書で見直す/人ごとの違いを一覧にして理由を書く/迷う所は社労士に聞くメモに残す
- 目標
- 試用期間・有期契約・人ごとの条件の決め方と、その書き方を説明できる
区分3 条文を書く目標:自社に合わせて条文を書き直せるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 規則を作る・直す時の本体
- 難しさ
- ふつう。法律の決まりと会社の決め事を分ければ書ける
- 特徴
- 法律より不利な条文は効かない/訪問介護には移動時間・登録ヘルパーの論点がある/書いた事は約束になる
- 攻め方
- モデルの条文に自社の決め事を書き足す/1条ずつ新旧対照表にする/迷う条文は社労士に聞くメモに残す
- 目標
- 採用・時間・休暇・服務・退職の条文を、自社の実態に合わせて書ける
区分4 賃金規程を書く目標:賃金の設計を、規程の条文にできるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 賃金制度を決めた後、規程にする時
- 難しさ
- ふつう。設計が決まっていれば書き写す作業に近い
- 特徴
- 賃金の事は必ず書く事/処遇改善の分は項目を分けて書く/昇給と賞与は書き方で義務の重さが変わる
- 攻め方
- 設計書の表を条文と別表に分ける/手当ごとに支給条件を1条で書く/約束になりすぎない言い回しを選ぶ
- 目標
- 基本給・手当・処遇改善手当・一時金・昇給・賞与を条文と別表で書ける
区分5 決めてから効かせるまで目標:意見書・届出・周知まで、抜けなく進められるこの区分の攻め方
- どこで使う
- 規則を作った・直した後
- 難しさ
- やさしい。手順どおりに進めれば終わる
- 特徴
- 作っただけでは効かない/不利益に変える時は理由と手順が要る/周知の記録が会社を守る
- 攻め方
- 手順を期限つきの段取り表にする/様式は厚労省・労働局の物を使う/受け取りの記録を全員分残す
- 目標
- 変更のルール・意見書・届出・労使協定・周知を、自社の段取り表にできる
進み具合はこの端末のブラウザにだけ保存されます。更新:2026-11-04